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2025.12.08 コラム
空き家の「解体する?そのまま?」迷ったときに知っておきたいポイント
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NEW こんにちは、共栄エステート株式会社です。
全国的に空き家が増えている今、
全国的に空き家が増え続けている今、
「使う予定がない実家、どうすればいい?」
「解体した方がいいのかな…でも費用が心配」
といったお悩みに直面する方が増えています。
空き家については、日々の査定や現地調査の中でも「解体が必要かどうか」の判断に悩むケースが増えていると感じます。
そこで今回は——
空き家を解体する場合の“メリットとデメリット” を、できるだけシンプルにまとめてみました。
判断の材料になれば幸いです。
1|空き家を解体するメリット
■ 管理の不安から解放される
空き家は、人が住んでいなくても管理が必要です。
草木が伸び、屋根や外壁が傷み、害虫が発生…。
放置が続くと近隣への迷惑につながり、
最終的には「空家等対策特別措置法」で
“特定空家”として行政から指導が入る可能性もあります。
解体して更地にすると、こうした不安や負担が一気に軽くなります。
■ 更地の方が売却しやすいケースも多い
老朽化した建物があると、買主が慎重になりやすく、
「解体費用を見込んで値引き交渉」も起こりがちです。
一方、更地にすると用途の幅が広がり、
スムーズに売却が進んだ事例は少なくありません。
(※実際、当社の買取案件でも解体後に動きが早いケースが多いです)
2|空き家を解体するデメリット
■ 固定資産税の優遇がなくなる
家が建っている土地は、固定資産税・都市計画税ともに大きな優遇があります。
建物をすべて解体すると、この優遇が使えなくなり税額が上がります。
ただし、“特定空家”に指定されると、
建物が残っていても優遇が外れるので要注意です。
■ 解体費用がかかる
木造住宅なら、目安として 1坪あたり2〜4万円ほど。
30〜35坪なら 200万円前後 が一般的です。
荷物の残存や立地条件で費用が変わるため、
事前の見積もりが必須です。
自治体によっては補助金制度があることもあるため、
確認しておくと負担を減らせる場合があります。

3|空き家放置のリスクは“想像以上”
「まだ大丈夫だろう」
「そのうち考えよう」
そう思って時間が経つほど、状態は悪化し、費用もリスクも増えます。
・倒壊の危険
・雑草・害虫の発生
・不法侵入や放火
・近隣クレーム
・行政指導
空き家は、“放置がいちばん高くつく”ことが多いです。

4|解体以外の選択肢もあります
① 空き家のまま売却する
立地によっては、古家付きでもそのまま売れるケースがあります。
特に、リノベーション需要が高いエリアでは動きが早いことも。
「解体費をかけずに手放したい」という方には
まず現状の価値を知るための査定が有効です。
② 空き家活用という方法も
・賃貸
・シェアハウス
・店舗利用
・DIY向け貸し出し
いろんな可能性がありますが、
古い建物は修繕費が想定より膨らむことが多く、
採算が合わないケースも少なくありません。
5|まとめ
空き家問題は、考えるほど答えが出にくいテーマですが、
“今の状態を正しく知る”ことが、最初の一歩になります。
・建物の状態
・管理の負担
・立地
・解体した場合/しない場合の比較
・売却の可能性
これらが整理できれば、自然と選択肢が見えてきます。
当社の買取案件でも、
「解体して更地にした方が結果的にスムーズだった」
というケースが多いのは事実です。
空き家は状態によって最適な対応が変わるため、
迷われている場合は、一度現地を見て判断するのが一番確実です。


