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2026.01.23 コラム
鉄骨造はどれくらいもつ?“法定耐用年数=寿命”ではない理由
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NEW 鉄骨造の建物は「丈夫で長持ち」と言われますが、実際の寿命はどれくらいかご存じでしょうか?
多くの方が“法定耐用年数”=“建物の寿命”と考えがちですが、これは少し誤解です。法定耐用年数はあくまで税務上の目安であり、建物の安全性や使える期間とは別の話です。
この記事では、鉄骨造の耐用年数と実際の寿命の違い、長持ちさせるためのポイント、さらに耐用年数を過ぎた建物の活用方法まで、わかりやすく解説します。
1|鉄骨造の耐用年数には種類がある
まず理解しておきたいのは、耐用年数には複数の種類があることです。
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法定耐用年数:税務上の減価償却で用いられる年数
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物理的耐用年数:建物として安全に使える実際の寿命
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経済的耐用年数:資産価値や市場での評価が維持される期間
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期待耐用年数:修繕や改修を行いながら使える期間
同じ「耐用年数」という言葉でも、意味がまったく異なります。
売却や建築、資産運用を考える際には、どの耐用年数を参考にするかを理解しておくことが大切です。
2|法定耐用年数と実際の寿命の違い
法定耐用年数とは?
法定耐用年数は、税務上の減価償却計算に使う年数です。
鉄骨造の場合、鋼材の厚さや用途によって以下のように区分されています。
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軽量鉄骨造(3mm以下):19年
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軽量鉄骨造(3mm超〜4mm以下):27年
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軽量鉄骨造(4mm超〜6mm未満):34年
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重量鉄骨造(6mm以上):34年(居住用)
注意:法定耐用年数を過ぎても建物は普通に使えます。あくまで会計上の目安です。
物理的耐用年数とは?
物理的耐用年数は、建物が安全に使える期間のこと。
鉄骨造の場合、40〜60年が一般的ですが、定期的な点検・修繕を行えばさらに長く使うことも可能です。
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外壁や鉄骨のサビ、基礎のひび割れなどを早めに補修することで寿命を延ばせます。
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放置すると劣化が進み、修繕費や安全性に大きく影響します。
経済的耐用年数とは?
経済的耐用年数は、建物が市場で価値を維持できる期間です。
築年数が進むと資産価値は下がる傾向がありますが、リノベーションや設備更新によって価値を延ばすことも可能です。
期待耐用年数とは?
期待耐用年数は、修繕や改修を行った上でどこまで長く使えるかを示します。
鉄骨造は構造自体が頑丈なので、定期的なメンテナンスで50年以上、場合によっては100年以上利用できるケースもあります。
3|鉄骨造の種類と寿命の目安
鉄骨造は大きく分けて軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2種類です。
軽量鉄骨造
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鋼材6mm未満
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住宅やアパートで多く採用
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建築コストが比較的安く、工期も短い
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耐火性・遮音性は重量鉄骨に劣る場合あり
物理的耐用年数:40〜60年
期待耐用年数:50年以上も可能
重量鉄骨造
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鋼材6mm以上
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マンションや商業施設に多い
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耐震性・耐久性・遮音性が高い
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建築コストは高め
物理的耐用年数:50年以上
期待耐用年数:50年以上、場合によっては100年近く
4|鉄骨造を長く使うための3つのポイント
① 定期点検と早めの補修
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基礎や配管の腐食、外壁のひび割れなど、目に見えにくい部分の点検が重要
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小さな不具合を早く補修することで、大規模修繕を避けられます
② 計画的な大規模修繕・リノベーション
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築20〜30年を目安に、屋根・外壁・設備の改修、耐震補強など
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10年単位の修繕計画を作ると資金計画も安定
③ 災害・地震対策
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古い建物は現行耐震基準に満たないことも
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専門家による点検や補強工事で安全性と資産価値を守る
5|耐用年数を過ぎた建物の活用方法
法定耐用年数や築年数が古くなった場合、主に3つの選択肢があります。
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リノベーション・耐震工事で再活用
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構造が健全な場合に有効
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設備や内装を更新して価値を維持
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建て替え
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劣化が著しい場合に有効
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最新の耐震基準や設備を導入可能
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解体して土地として売却
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改修費用に対するリターンが少ない場合
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土地としての利用価値を高める
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まとめ|鉄骨造は“管理次第”で寿命が変わる
鉄骨造の耐用年数は、単なる数字ではありません。
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法定耐用年数は会計上の目安
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物理的・期待耐用年数はメンテナンス次第で延ばせる
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計画的な点検・修繕・リノベーションが資産価値を守るカギ
「あと何年もつか」ではなく、「どう使い続けるか」を考えることが鉄骨造を長く活かす秘訣です。
まずは所有物件の状態を客観的に確認し、修繕や改修の計画を立てることから始めましょう。


