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2025.10.07 コラム
ZEHとは?
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家づくりを考えていると、「断熱」「気密」に続いて「ZEH」という言葉を耳にすることがあります。
でも、実際にどんな家のことを指すのか、分からない方も多いのではないでしょうか…。
ZEHの特徴や注文住宅にした場合のメリット・デメリット、さらに活用できる補助金制度までわかりやすく解説します。家づくりの参考にしてみてください。
ZEHの特徴とは?
ZEHとは 「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」 の略で、1年間に消費するエネルギー量を実質ゼロ以下にする住宅のことです。
具体的には、以下の3つの柱で成り立っています。
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高断熱
外壁や屋根、窓など住宅の「外皮」をしっかり断熱し、室内の熱を逃がさない設計。 -
省エネ
エアコンや給湯設備などの効率を高め、消費エネルギーを抑える仕組み。 -
創エネ
太陽光発電などで電力を自宅で作り、消費量を上回るエネルギーを生み出す。
これにより、光熱費を抑えつつ快適に過ごせるのがZEH住宅の魅力です。
ZEH住宅認定の条件
ZEH住宅として認定されるためには、以下の4つの条件を満たす必要があります。
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外皮性能(UA値)がZEH強化外皮基準以下であること
UA値とは住宅の断熱性能を示す数値で、値が小さいほど断熱性が高くなります。
地域ごとに基準値が異なり、寒冷地ほど高い断熱性能が求められます(例:東京0.6以下、北海道0.4以下)。 -
一次エネルギー消費量を20%以上削減
給湯設備や断熱性能の向上などで、省エネ基準より20%以上削減できることが条件です。 -
再生可能エネルギーの導入
太陽光発電など、枯渇しないエネルギーを導入することが求められます。 -
消費エネルギー量の100%以上を削減
再生可能エネルギーを活用し、1年間で消費するエネルギー量を実質ゼロにします。
UA値とHEAT20基準について
ZEHの基準で重要なのが UA値。これは住宅内外の熱の出入りのしやすさを示す数値で、値が小さいほど断熱性能が高い住宅です。
さらに「HEAT20」という基準もあり、ZEH基準よりもさらに高い断熱性能を示します。
HEAT20にはG1、G2、G3のランクがあり、G3が最も断熱性能が高いです。
地域ごとのZEH基準・HEAT20基準のUA値は以下の通りです(一部抜粋)。
地域区分 | ZEH | HEAT20 G1 | HEAT20 G2 | HEAT20 G3 |
---|---|---|---|---|
東京23区・横浜市・大阪市 | 0.6 | 0.56 | 0.46 | 0.26 |
札幌市・旭川市など | 0.4 | 0.34 | 0.28 | 0.2 |
沖縄県 | 基準なし | 基準なし | 基準なし | 基準なし |
ZEH水準の注文住宅のメリット・デメリット
メリット
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快適な室温を保てる
断熱性と省エネ設備で夏は涼しく、冬は暖かい室内を実現。ヒートショック予防にも有効です。 -
光熱費を削減できる
一定の温度を保ちやすく、暖房や冷房の電気代を節約できます。住宅性能が高いと売却時も高値がつきやすいです。 -
災害時にも安心
蓄電設備により停電時でも電力を使えるため、災害対策としても有効です。
デメリット
-
デザインや間取りに制限が出る場合がある
太陽光発電パネルなどの設置が必要なため、外観や間取りの自由度が制限されることがあります。 -
太陽光発電のメンテナンスが必要
設備の点検・修理に費用がかかる場合があります(1回10万円以上のケースも)。 -
発電量は地域や天候に左右される
日照量や気候によっては、期待した発電量が得られないこともあります。
ZEHは補助金制度も活用できる
ZEH住宅を建てる際は、経済産業省・環境省の補助金制度を活用できます。
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対象者:新築住宅を建てる個人、販売する法人
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対象住宅:ZEHまたはZEH+の要件を満たす住宅
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補助額:
- ZEH:55万円/戸
- ZEH+:100万円/戸
※蓄電システムや再エネ熱利用などで追加補助もあり
申請の流れ
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ZEH対応のハウスメーカーと契約
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着工前に補助金の申請
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事業完了後に実績報告書を提出
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補助金の入金
まとめ
ZEH住宅は、快適さと省エネを両立できる新しい家です。光熱費の削減や災害時の備えにもなる一方で、間取りや外観の自由度、設備のメンテナンス費用などの注意点もあります。
さらに、補助金を活用すれば初期費用の負担も軽減可能です。
家づくりを検討中の方は、ZEH住宅を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。