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2025.06.20 お役立ちブログ
飲食店が出店を避けたくなる「嫌悪施設」とは?
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飲食店にとっての「嫌悪施設」とは?
〜周辺環境チェックで後悔しない物件選びを〜
「条件はすごくいいけど、すぐ近くにゴミ処理場があるらしい…」
こんなとき、出店をためらってしまう方は少なくないはずです。飲食店を開くうえで、物件そのものだけでなく、周辺の環境がとても大切。今回は、飲食店が出店を避けたくなる「嫌悪施設」について、不動産目線でわかりやすく解説していきます。
嫌悪施設とは?
「嫌悪施設(けんおしせつ)」とは、周辺の人々に不快感や嫌な印象を与える可能性がある施設のこと。法律で明確に「これが嫌悪施設です」と決まっているわけではありませんが、トラブルを避けるために、不動産業界では以下のような施設が「嫌悪施設」として注意されています。
よく例にあがる嫌悪施設
-
騒音や振動が気になる場所
幹線道路、鉄道、飛行場、物流倉庫など -
ニオイや煙が気になる施設
ごみ焼却場、下水処理場、工場、養豚場、焼き肉店の排気口など -
危険を感じやすい施設
ガソリンスタンド、高圧線、危険物取り扱い施設、反社事務所など -
心理的に敬遠されがちな施設
墓地、火葬場、刑務所、風俗店、葬儀場など
ほかにも、ライブハウス、カラオケ店、パチンコ店など、周囲の状況や人によっては「ちょっと気になるな…」と感じる施設もあります。つまり、何が嫌悪施設かは一概には言えないというのが実情なんです。
「近く」ってどのくらい?
「隣にある」「目の前に見える」「歩いて数分」など、人によって“近い”の感覚はさまざまです。不動産の世界でも、明確な距離の基準はありません。そのため、自分で周辺を確認することがとても重要になります。
周辺環境チェックのポイント
飲食店向けの物件を選ぶときは、以下のような視点で周辺をチェックしましょう。
1. 自分の足で歩いてみる
昼と夜、平日と週末など、時間帯を変えて何度か現地を見るのが理想です。昼は静かでも夜になると騒がしくなる、なんてことも。
2. 近くのお店で話を聞いてみる
もしできれば、近隣の飲食店やクリーニング店、コンビニなどでお話を伺ってみましょう。実際に営業している人から聞ける情報はとても貴重です。
3. ターゲット層の目線で見る
女性やファミリー向けのカフェなら、風俗店やパチンコ店が近くにあると敬遠されるかも。自店のコンセプトに合う環境かどうかを考えてみてください。
4. 空き地や古家がある場所は要チェック
将来、どんな施設ができるかわからないのが空き地や空き家です。「建築計画のお知らせ」などの掲示がないか確認し、役所に問い合わせると情報が得られることもあります。
5. ネットで地域の評判を調べる
地元民しか知らない情報もネットにはあふれています。口コミサイトやSNS、地図アプリのコメントなども役立ちます。
自分の店も「嫌悪施設」になり得る?
少し意外かもしれませんが、「飲食店」そのものも、近隣住民にとっては嫌悪施設になることがあります。特に、深夜営業や煙・ニオイが強い業態(焼肉、焼鳥など)は注意が必要です。
排気ダクトの工事や騒音対策をしっかりと行い、地域に受け入れられるお店づくりを心がけることも大切です。
まとめ|“集客力”は周辺環境にかかっている
いくら物件の条件がよくても、周辺に嫌悪施設があると集客に影響が出ることもあります。だからこそ、物件探しの段階から、「ここに自分が通うお客さんは来たくなるか?」という目線を忘れずに。
飲食店の成功は、立地×物件×周辺環境。
ぜひ、出店前にはご自身の足でじっくりと現地を確かめてみてくださいね。