鉄骨造はどれくらいもつ?“法定耐用年数=寿命”ではない理由|不動産買取専門店 共栄エステート

お知らせイメージ
お知らせ

鉄骨造はどれくらいもつ?“法定耐用年数=寿命”ではない理由

#メンテナンス#リノベーション#不動産#不動産管理#不動産買取#建物寿命#池田市#池田市不動産買取#箕面市不動産買取#耐用年数#耐震補強#豊中市不動産買取#資産活用#鉄骨造#長持ち住宅#高額物件買取

NEW

鉄骨造の建物は「丈夫で長持ち」と言われますが、実際の寿命はどれくらいかご存じでしょうか?

多くの方が“法定耐用年数”=“建物の寿命”と考えがちですが、これは少し誤解です。法定耐用年数はあくまで税務上の目安であり、建物の安全性や使える期間とは別の話です。

この記事では、鉄骨造の耐用年数と実際の寿命の違い、長持ちさせるためのポイント、さらに耐用年数を過ぎた建物の活用方法まで、わかりやすく解説します。


1|鉄骨造の耐用年数には種類がある

まず理解しておきたいのは、耐用年数には複数の種類があることです。

  • 法定耐用年数:税務上の減価償却で用いられる年数

  • 物理的耐用年数:建物として安全に使える実際の寿命

  • 経済的耐用年数:資産価値や市場での評価が維持される期間

  • 期待耐用年数:修繕や改修を行いながら使える期間

同じ「耐用年数」という言葉でも、意味がまったく異なります。
売却や建築、資産運用を考える際には、どの耐用年数を参考にするかを理解しておくことが大切です。


2|法定耐用年数と実際の寿命の違い

法定耐用年数とは?

法定耐用年数は、税務上の減価償却計算に使う年数です。
鉄骨造の場合、鋼材の厚さや用途によって以下のように区分されています。

  • 軽量鉄骨造(3mm以下):19年

  • 軽量鉄骨造(3mm超〜4mm以下):27年

  • 軽量鉄骨造(4mm超〜6mm未満):34年

  • 重量鉄骨造(6mm以上):34年(居住用)

注意:法定耐用年数を過ぎても建物は普通に使えます。あくまで会計上の目安です。


物理的耐用年数とは?

物理的耐用年数は、建物が安全に使える期間のこと。
鉄骨造の場合、40〜60年が一般的ですが、定期的な点検・修繕を行えばさらに長く使うことも可能です。

  • 外壁や鉄骨のサビ、基礎のひび割れなどを早めに補修することで寿命を延ばせます。

  • 放置すると劣化が進み、修繕費や安全性に大きく影響します。


経済的耐用年数とは?

経済的耐用年数は、建物が市場で価値を維持できる期間です。
築年数が進むと資産価値は下がる傾向がありますが、リノベーションや設備更新によって価値を延ばすことも可能です。


期待耐用年数とは?

期待耐用年数は、修繕や改修を行った上でどこまで長く使えるかを示します。
鉄骨造は構造自体が頑丈なので、定期的なメンテナンスで50年以上、場合によっては100年以上利用できるケースもあります。


3|鉄骨造の種類と寿命の目安

鉄骨造は大きく分けて軽量鉄骨造重量鉄骨造の2種類です。

軽量鉄骨造

  • 鋼材6mm未満

  • 住宅やアパートで多く採用

  • 建築コストが比較的安く、工期も短い

  • 耐火性・遮音性は重量鉄骨に劣る場合あり

物理的耐用年数:40〜60年
期待耐用年数:50年以上も可能

重量鉄骨造

  • 鋼材6mm以上

  • マンションや商業施設に多い

  • 耐震性・耐久性・遮音性が高い

  • 建築コストは高め

物理的耐用年数:50年以上
期待耐用年数:50年以上、場合によっては100年近く


4|鉄骨造を長く使うための3つのポイント

① 定期点検と早めの補修

  • 基礎や配管の腐食、外壁のひび割れなど、目に見えにくい部分の点検が重要

  • 小さな不具合を早く補修することで、大規模修繕を避けられます

② 計画的な大規模修繕・リノベーション

  • 築20〜30年を目安に、屋根・外壁・設備の改修、耐震補強など

  • 10年単位の修繕計画を作ると資金計画も安定

③ 災害・地震対策

  • 古い建物は現行耐震基準に満たないことも

  • 専門家による点検や補強工事で安全性と資産価値を守る


5|耐用年数を過ぎた建物の活用方法

法定耐用年数や築年数が古くなった場合、主に3つの選択肢があります。

  1. リノベーション・耐震工事で再活用

    • 構造が健全な場合に有効

    • 設備や内装を更新して価値を維持

  2. 建て替え

    • 劣化が著しい場合に有効

    • 最新の耐震基準や設備を導入可能

  3. 解体して土地として売却

    • 改修費用に対するリターンが少ない場合

    • 土地としての利用価値を高める


まとめ|鉄骨造は“管理次第”で寿命が変わる

鉄骨造の耐用年数は、単なる数字ではありません。

  • 法定耐用年数は会計上の目安

  • 物理的・期待耐用年数はメンテナンス次第で延ばせる

  • 計画的な点検・修繕・リノベーションが資産価値を守るカギ

「あと何年もつか」ではなく、「どう使い続けるか」を考えることが鉄骨造を長く活かす秘訣です。

まずは所有物件の状態を客観的に確認し、修繕や改修の計画を立てることから始めましょう。

others