法定点検、忘れていませんか?売却前に確認したい重要ポイント|不動産買取専門店 共栄エステート

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法定点検、忘れていませんか?売却前に確認したい重要ポイント

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【法定点検を忘れていませんか?】
売却時の思わぬ出費を防ぐポイント


今回は「法定点検」の重要性について、特に売却時に忘れがちなポイントや対応方法をわかりやすくご紹介します。


法定点検って何?なぜ必要?

🏢建物には法律で決められた定期的な点検(法定点検)があり、安全を確保するために必須です。
外部の管理会社に任せている物件なら忘れにくいですが、自主管理の物件だとつい見落としがち…。
実は、私たちの取引でも法定点検の未実施が原因で、思わぬ費用負担や是正工事が発生したケースがあります。


法定点検の種類と頻度(建築基準法第12条)

主に4種類あります。自治体によって細かいルールは異なりますが、参考にしてください。

  1. 特定建築物定期調査報告
     ・対象:大規模な映画館、ホテル、共同住宅など
     ・頻度:原則3年に1回(一部は毎年)

  2. 防火設備定期検査報告
     ・対象:上記特定建築物や病院の防火設備
     ・頻度:年1回

  3. 建築設備定期検査報告
     ・対象:排煙設備、給排水設備など
     ・頻度:年1回

  4. 昇降機等定期検査報告
     ・対象:全建築物のエレベーターなど
     ・頻度:年1回


なぜ点検を忘れてしまうの?

  • 管理会社がいないことによる見落とし
     行政から通知があっても、所有者が直接対応しなければ放置しがちです。

  • 初回免除制度による勘違い
     一部の検査は初回だけ免除されるため、その後の検査を忘れてしまうことも。

※昇降機は多くの場合、メンテナンス契約があり点検漏れは少ないです。


売却時に未実施が発覚!どう対応する?

仲介会社の物件調査で法定点検が未実施だとわかったら、売主負担で対応しなければなりません。

対応の流れは…

  1. 有資格の点検業者に見積もり依頼し、発注

  2. 現地調査・点検を実施し報告書作成

  3. 報告書を行政に提出

注意! 調査結果によっては修繕や交換などの是正工事が必要になることも。築年数が古い物件では高額になる場合があります。

また、報告から行政提出まで時間がかかるため、売却スケジュールに影響することもあるので要注意です。


まとめ&アドバイス

  • 法定点検が未実施でも、売却前に後から実施・報告は可能です。

  • ただし、売却時のリスク回避のため、点検状況を早めに確認することが大切。

  • 自主管理物件は特に忘れがちなので、いま一度チェックをおすすめします。

  • 早く・確実に売却したいなら、不動産会社による「買取」も検討を。
     買取なら法定点検未実施でもリスクを織り込んだ価格での購入が可能です。

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