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2025.12.08 コラム
実家や空き家が気になる方へ —— 国がつくった「住まいのエンディングノート」
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NEW 🏠住まいの将来について、一度ゆっくり考えてみませんか?
こんにちは、共栄エステート株式会社です。
ここ数年、全国的に空き家が増え続けているのをご存じでしょうか。
国も対策を急いでおり、その一環として国土交通省が公開しているのが
「住まいのエンディングノート」 という冊子です。

「実家のことが気になるけど、何から始めればいい?」
「空き家って将来どうなるの?」
そんな不安を抱えている方の背中を、そっと押してくれる内容になっています。
今回はそのポイントを簡単にご紹介します。
1|「住まいのエンディングノート」とは?
国土交通省と専門団体が共同で作成した、
“住まいの将来について家族で話すためのノート” です。
目的は大きく2つ。
-
空き家の放置を防ぐ
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元気なうちに「住まいをどうするか」を家族で話し合うきっかけをつくる
令和5年度の調査では、空き家は全国で 約900万戸。
空き家率は過去最高の 13.8% に達しました。
放置されると建物の劣化だけでなく、
不法投棄や火災など、地域トラブルにもつながってしまいます。
ノートには、
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家系図
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所有している土地・建物
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将来どうしたいか(売却・活用・相続)
といった内容を書き込めるようになっており、
整理しながら考えをまとめられる構成になっています。
2|住まいや財産を“見える化”できる
「どこから手をつければ?」「何を調べたらいい?」
そんな方でも、項目に沿って記入していくだけで整理が進むのが特徴です。
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不動産
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住宅ローン
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家財
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遺言書の有無
など、住まいに関する情報を一覧化でき、
ご自身の状況を客観的に把握する助けになります。
3|住まいの将来を考えるときの主な選択肢
ノートには、住まいをどう扱うかのヒントも掲載されています。
ここでは代表的な選択肢を簡単にまとめます。
① 売却する
相続した空き家を売る場合、一定条件を満たすと
最大3,000万円の特別控除 が受けられる制度があります。
管理の負担も減り、活用予定がない方には有力な方法です。
② 解体して更地にする
老朽化が進んでいる場合は、更地にすることで売却しやすくなることも。
自治体によっては解体補助金があるため、事前の確認がおすすめです。
ただし、更地にすると固定資産税が上がる可能性がある点は要注意。
③ 空き家管理サービスを利用する
遠方で管理が難しい場合に便利です。
将来的に活用予定があるならメリットがありますが、
長期利用は費用がかさむため、期間の見極めがポイントです。
④ 貸す(活用する)
「売るのは抵抗がある」という場合は、賃貸として活用する方法も。
人が住むことで建物の劣化を抑え、湿気・害虫などの防止にもつながります。
4|将来の備えとして知っておきたい制度
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遺言書の作成
財産の行き先を明確にできます(自筆/公正証書があります) -
成年後見制度・民事信託
判断能力が低下した場合に備える制度。
住まいの管理で家族が困らないよう、早めの準備が安心です。
5|2024年4月から“相続登記が義務化”されました
これまで任意だった相続登記が、
2024年4月から義務化 されています。
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不動産を相続した場合 → 取得を知った日から 3年以内に登記
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過去の相続で未登記の不動産も対象
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放置すると罰則の可能性も
所有者不明土地を増やさないための大切な制度です。
6|まとめ
「住まいのエンディングノート」は、
将来の住まいや土地について考えるきっかけをくれる便利なツールです。
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実家をどうするか迷っている
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空き家が気になってきた
-
まずは状況を整理したい
そんな方にとって、最初の一歩として大変役立ちます。
興味のある方は、国土交通省のホームページで一度チェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


