実家や空き家が気になる方へ —— 国がつくった「住まいのエンディングノート」|不動産買取専門店 共栄エステート

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実家や空き家が気になる方へ —— 国がつくった「住まいのエンディングノート」

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🏠住まいの将来について、一度ゆっくり考えてみませんか?

こんにちは、共栄エステート株式会社です。

ここ数年、全国的に空き家が増え続けているのをご存じでしょうか。
国も対策を急いでおり、その一環として国土交通省が公開しているのが
「住まいのエンディングノート」 という冊子です。

「実家のことが気になるけど、何から始めればいい?」
「空き家って将来どうなるの?」

そんな不安を抱えている方の背中を、そっと押してくれる内容になっています。
今回はそのポイントを簡単にご紹介します。


1|「住まいのエンディングノート」とは?

国土交通省と専門団体が共同で作成した、
“住まいの将来について家族で話すためのノート” です。

目的は大きく2つ。

  1. 空き家の放置を防ぐ

  2. 元気なうちに「住まいをどうするか」を家族で話し合うきっかけをつくる

令和5年度の調査では、空き家は全国で 約900万戸
空き家率は過去最高の 13.8% に達しました。

放置されると建物の劣化だけでなく、
不法投棄や火災など、地域トラブルにもつながってしまいます。

ノートには、

  • 家系図

  • 所有している土地・建物

  • 将来どうしたいか(売却・活用・相続)

といった内容を書き込めるようになっており、
整理しながら考えをまとめられる構成になっています。


2|住まいや財産を“見える化”できる

「どこから手をつければ?」「何を調べたらいい?」
そんな方でも、項目に沿って記入していくだけで整理が進むのが特徴です。

  • 不動産

  • 住宅ローン

  • 家財

  • 遺言書の有無

など、住まいに関する情報を一覧化でき、
ご自身の状況を客観的に把握する助けになります。


3|住まいの将来を考えるときの主な選択肢

ノートには、住まいをどう扱うかのヒントも掲載されています。
ここでは代表的な選択肢を簡単にまとめます。

① 売却する

相続した空き家を売る場合、一定条件を満たすと
最大3,000万円の特別控除 が受けられる制度があります。

管理の負担も減り、活用予定がない方には有力な方法です。

② 解体して更地にする

老朽化が進んでいる場合は、更地にすることで売却しやすくなることも。

自治体によっては解体補助金があるため、事前の確認がおすすめです。
ただし、更地にすると固定資産税が上がる可能性がある点は要注意。

③ 空き家管理サービスを利用する

遠方で管理が難しい場合に便利です。
将来的に活用予定があるならメリットがありますが、
長期利用は費用がかさむため、期間の見極めがポイントです。

④ 貸す(活用する)

「売るのは抵抗がある」という場合は、賃貸として活用する方法も。
人が住むことで建物の劣化を抑え、湿気・害虫などの防止にもつながります。


4|将来の備えとして知っておきたい制度

  • 遺言書の作成
     財産の行き先を明確にできます(自筆/公正証書があります)

  • 成年後見制度・民事信託
     判断能力が低下した場合に備える制度。
     住まいの管理で家族が困らないよう、早めの準備が安心です。


5|2024年4月から“相続登記が義務化”されました

これまで任意だった相続登記が、
2024年4月から義務化 されています。

  • 不動産を相続した場合 → 取得を知った日から 3年以内に登記

  • 過去の相続で未登記の不動産も対象

  • 放置すると罰則の可能性も

所有者不明土地を増やさないための大切な制度です。


6|まとめ

「住まいのエンディングノート」は、
将来の住まいや土地について考えるきっかけをくれる便利なツールです。

  • 実家をどうするか迷っている

  • 空き家が気になってきた

  • まずは状況を整理したい

そんな方にとって、最初の一歩として大変役立ちます。

興味のある方は、国土交通省のホームページで一度チェックしてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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