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2025.08.22 お役立ち情報
土地家屋調査士と測量士、何が違う?
#不動産#不動産登記#不動産買取#公簿売買#国家資格#実測売買#池田市#測量#箕面市#豊中市

■ 土地家屋調査士ってどんな仕事?
みなさんは 土地家屋調査士 という資格をご存じでしょうか?
「測量士なら聞いたことあるけど、土地家屋調査士って…?」という方も少なくありません。
実はこの2つ、どちらも国家資格ですが、役割が大きく異なります。
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測量士:国や自治体が行う「公共測量(道路や橋梁など)」を担当
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土地家屋調査士:不動産の表示に関する 登記 のため、土地や建物の調査・測量・申請を行う
所管も異なり、測量士は「国土交通省」、土地家屋調査士は「法務省」です。司法書士と同じグループですね。
さらに、実務レベルで見ると――
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土地の形状や面積を確認するだけ → 測量士
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登記を目的とした境界確定や測量 → 土地家屋調査士
という違いがあります。
■ 公簿売買と実測売買の違い
土地の売買には、大きく2つの方法があります。
◎ 公簿売買
法務局にある土地登記簿に記載された 公簿面積 で売買する方法です。
メリットは、測量をしないためコストを抑えられること。
ただし、注意点もあります。公簿面積と実際の面積が異なるケースがあるため、後から測量した結果「実際の面積が公簿より少なかった」ということも…。
この差を修正するには、土地地積更正登記 が必要で、これは土地家屋調査士の業務となります。
◎ 実測売買
現況を測量し、実際の面積(実測面積) で売買する方法です。
こちらは測量費用がかかりますが、正確な面積を把握できるため、適正な価格で取引できます。
どちらを選ぶかはケースバイケースですが、土地購入を検討している方は それぞれのメリット・デメリットを理解して選択することが大切です。
■ まとめ
土地家屋調査士の仕事は、単なる測量だけでなく、不動産登記に関する専門業務に深く関わっています。
今後も、境界トラブルの防ぎ方や登記の豆知識など、実務に役立つ情報をお届けしますので、ぜひお楽しみに!