「たかが雑草」と思って放置していませんか？
実は池田市では、
雑草そのものを罰する条例はありませんが、
雑草が原因で“空き家の管理不全”と判断されるケースがあります。

今回の記事では、
池田市の条例に基づいた“本当に知っておくべきポイント”と、
市から指導が入る前にできる対策をまとめました。

■ 池田市ではこんな状態が「管理不全」とみなされます

池田市に“雑草だけに対する罰則”はありません。
しかし、次のような状態が発生すると、
「空家等の適正な管理に関する条例」に基づき指導の対象になることがあります。

• 雑草や枝木が道路や隣地へ越境している

• 害虫・害獣の発生源になっている（蚊・ハエ・ネズミなど）

• ゴミが捨てられやすく、防犯・防災上の問題がある

• 景観を著しく損ねている

• 乾いた雑草が火災リスクになっている

これらは池田市が実際に「生活環境に悪影響がある状態」と判断しうる項目です。

近隣から市に通報があれば、担当課が現地確認を行う流れになります。

■ 無視は危険！池田市の行政対応「4つの段階」

国の「空家対策特別措置法」も踏まえ、
池田市の空き家行政は次のステップで進みます。

① 指導・助言（最初の段階）

まずは市から「草木の管理をお願いします」という指導が入ります。
この段階で対応すれば、ほとんど問題はありません。

② 勧告（ここで税金が変わる可能性も）

改善が見られない場合、空き家が「特定空家等」と判断され、勧告が出されます。

勧告を受けると、住宅用地特例（固定資産税6分の1）が解除され、
翌年度税額が最大6倍に上がる可能性があります。

※これは全国共通ルールで、池田市も対象です。

③ 命令

勧告にも従わない場合、
「○日までに雑草を除去してください」という “命令” が出されます。
命令に違反すると、過料（最大50万円）が科される可能性があります。

④ 行政代執行（費用は全額所有者負担）

最終段階では、市が強制的に除草や撤去を行うことがあります。
もちろん「無料でやってもらえる」わけではありません。

作業費はすべて所有者へ請求されます。
支払えなければ財産差押えになるケースもあります。

■ 遠方に住んでいて見に行けない…そんな時の解決策

池田市では、
「池田市シルバー人材センター」が空き家管理をサポートしてくれます。

草刈りだけでなく、空き家の屋内・屋外の点検まで依頼できます。

ここからは 池田市の実際のサービス内容をそのまま紹介 します。

■ シルバー人材センターへ依頼（池田市の公式サービス）

公益社団法人 池田市シルバー人材センター

池田市では、空き家の見守りや除草などの作業を、
シルバー人材センターに有償で依頼できます。

● 空き家見守りサポート（1回ごとに依頼可）

【屋外現状確認】2,500円（税込）

• 外観・破損状況の確認

• 雑草・植栽の繁茂状況

• 郵便物の確認

• チラシの回収・廃棄

• 不法投棄の確認

• 写真付き報告書の送付

【屋内確認】3,800円（税込）

※水道開栓中の場合のみ通水が可能

• 約45分の通風

• 通水

• 各部屋の状態確認（雨漏りなど）

• ベランダ・バルコニーの確認

• 写真付き報告書の送付

【屋内＋屋外】5,000円（税込）

上記すべてを実施。

● その他の作業（庭の規模で料金変動）

【除草（手作業）】8,100円〜／日

敷地内の雑草を手作業で除草。

【植木剪定】13,400円〜／日

刈り込みバサミ等で剪定。

【片付け・営繕】13,400円〜／日

ゴミ回収・軽微な修繕など。

※別途かかる費用

• ゴミ袋（90L）：150円／袋

• トラック1台分：4,000円〜

• 高所（脚立5m以上）や急斜面は対応不可

● 池田市シルバー人材センター（公式情報）

公益社団法人 池田市シルバー人材センター
〒563-0055
池田市菅原町1-1（池田市中央公民館1階）
TEL：072-754-1980
FAX：072-754-1982
開所：8:45〜17:15
休業日：土日祝・年末年始（12/29〜1/3）

■ 池田市の空き家問題は、共栄エステート株式会社へご相談ください。

「毎年の草刈り費用が負担…」
「使う予定がない空き家をどうすればいいか分からない」
そんな場合、売却・買取で問題を根本解決できることがあります。

池田市の空き家・土地の買取は、
地域密着の 共栄エステート株式会社 へお気軽にご相談ください。